宇治橋の鳥居のむこうから、冬の朝日が昇っている。鳥居は逆光でシルエットになっている
冬の朝、宇治橋の鳥居のむこうから日が上がる。

こうたいじんぐう

内宮

皇大神宮

伊勢神宮の正式な名前は、ただ「神宮」。内宮も外宮も、あわせて百二十五ある社のひとつです。

内宮(皇大神宮)。天照大御神。

日本各地に鎮座する神々の総氏神さま。

── 伊勢志摩めぐり、もとの頁より

宇治橋をわたる

内宮の入口です。

鳥居をくぐった瞬間、何度通っても「凛」とした気持ちになります。冬の朝は、橋のむこうから日が上がります。

宇治橋。朝の光のなか、欄干のあいだを橋が奥へまっすぐ伸びている
宇治橋
宇治橋の擬宝珠。ふくらんだ金属の表面に、まわりの木々が映っている
橋の欄干の擬宝珠(ぎぼし)

参道は、端を歩く

気をつけたいことを一つだけ挙げるなら、これです。

参道の真ん中は、神さまが通る道。人は端を歩きます。

内宮の広い砂利の参道。道の両側に松と木々が並び、奥に人影が小さく見える
参道

歩いていると、神鶏(しんけい)が普通にいます。神さまの使いです。ゆっくり、優雅に歩いています。

砂利の参道を歩く白い神鶏。長い尾を引き、後ろは生け垣と大木
神鶏

神馬(しんめ)には、なかなか会えません。十回通って一度会えるかどうか。

木の厩舎のなかに立つ白い神馬
神馬

屋根を見上げる

屋根の上の千木(ちぎ)の切り口で、内宮と外宮がわかります。地面と平行に切ってあるのが内宮。垂直に切ってあるのが外宮。

境内には、御稲御倉(みしねのみくら)という小さな社があります。いつもは通り過ぎるところ。見上げると、茅葺きの屋根に苔がのって、そこだけ緑になっています。

御稲御倉。茅葺きの屋根に苔がのって緑色になり、軒先に木札が下がっている
御稲御倉

足もとにも

駐車場からおはらい町へ向かう途中に、地下参道があります。石垣のなかに、ハートの形の石。気をつけていないと、見落とします。

地下参道の石垣。木の手すりのむこうに、赤みのあるハート形の石がはめ込まれている
地下参道のハートの石

お願いごとは、荒祭宮で

荒祭宮(あらまつりのみや)は、天照大御神の荒御魂をまつる、内宮第一の別宮です。

二十年に一度、新しくなる

内宮と外宮の二つの正宮と、十四の別宮。すべての社殿を新しくして、神宝も、まったく同じに作りかえます。二十年に一度。飛鳥時代から千三百年続いています。

神道の精神は、常に新しく、若々しく。「常若(とこわか)」といいます。

神様は、いつもと同じように・・・

かわっていくもの。

かわらないもの。

── ブログ 12月(遷御の儀のあと、はじめて内宮へ)

古い正宮のあとには、また二十年後に、新しい社が建ちます。

内宮のそばの社

それぞれ、別の頁にしてあります。

風日祈宮内宮の境内にある別宮月讀宮内宮から車で5分もかからない別宮倭姫宮内宮から車で10分ほどの別宮伊雑宮志摩市にある別宮
確かめたもの(出典と日付)
正式名称・百二十五社・遷宮のしくみ・荒祭宮・総氏神=以前のこの頁の文。
宇治橋の鳥居と日の出=ブログ 2014年8月22日・2014年1月7日。擬宝珠=ブログ 2020年7月17日。
参道の端=ブログ 2015年6月24日・2014年6月25日。神鶏=ブログ 2013年11月3日。神馬=ブログ 2014年9月23日(「10回に一度もない」)。
千木=ブログ 2014年3月18日。御稲御倉=ブログ 2026年9月20日。ハートの石=ブログ 2014年8月11日・2015年8月23日。
引用の「かわっていくもの。かわらないもの。」=ブログ 2013年12月16日。
他の宮との距離=ブログの記述(月讀宮「5分もかからない」、倭姫宮「約10分」)。
写真のこと
写真:伊勢志摩めぐり
上の朝日=2014年1月6日/宇治橋=2014年7月27日/擬宝珠=2014年7月26日/参道=2015年6月15日/神鶏=2011年11月3日/神馬=2014年7月26日/ハートの石=2014年8月11日。