こうたいじんぐう
伊勢神宮の正式な名前は、ただ「神宮」。内宮も外宮も、あわせて百二十五ある社のひとつです。
内宮(皇大神宮)。天照大御神。
日本各地に鎮座する神々の総氏神さま。
── 伊勢志摩めぐり、もとの頁より内宮の入口です。
鳥居をくぐった瞬間、何度通っても「凛」とした気持ちになります。冬の朝は、橋のむこうから日が上がります。


気をつけたいことを一つだけ挙げるなら、これです。
参道の真ん中は、神さまが通る道。人は端を歩きます。

歩いていると、神鶏(しんけい)が普通にいます。神さまの使いです。ゆっくり、優雅に歩いています。

神馬(しんめ)には、なかなか会えません。十回通って一度会えるかどうか。

屋根の上の千木(ちぎ)の切り口で、内宮と外宮がわかります。地面と平行に切ってあるのが内宮。垂直に切ってあるのが外宮。
境内には、御稲御倉(みしねのみくら)という小さな社があります。いつもは通り過ぎるところ。見上げると、茅葺きの屋根に苔がのって、そこだけ緑になっています。

駐車場からおはらい町へ向かう途中に、地下参道があります。石垣のなかに、ハートの形の石。気をつけていないと、見落とします。

荒祭宮(あらまつりのみや)は、天照大御神の荒御魂をまつる、内宮第一の別宮です。
内宮と外宮の二つの正宮と、十四の別宮。すべての社殿を新しくして、神宝も、まったく同じに作りかえます。二十年に一度。飛鳥時代から千三百年続いています。
神道の精神は、常に新しく、若々しく。「常若(とこわか)」といいます。
神様は、いつもと同じように・・・
かわっていくもの。
かわらないもの。
── ブログ 12月(遷御の儀のあと、はじめて内宮へ)古い正宮のあとには、また二十年後に、新しい社が建ちます。
それぞれ、別の頁にしてあります。