夜の正宮の門。灯りがともり、茅葺きの屋根の下の扉が橙色に照らされている 夕方の正宮の門。白い幕の前に砂利が広がり、両脇に木が茂っている 夕方の正宮の門。木々の緑に囲まれ、門の前の砂利に長い影がある 午後の正宮の門。青空に雲が流れ、茅葺きの屋根の下に白い幕が見える
1月5月6月9月
正宮の門の前。1月は夜、5月と6月は夕方、9月は午後。

げくう

外宮

豊受大神宮

お伊勢参りは「外宮」から。
それが古来からのならわし。

内宮とは、まるで違う雰囲気です。

まず、ただ歩く

見るところは、いろいろあります。別宮もたくさん。それでも、いちばんのおすすめは、ただ参道を歩くこと。

考えごとがあっても、歩くうちに、不思議と何も考えなくなります。

外宮の表参道。広い砂利の道が、緑の木々の奥へまっすぐ延びている
表参道
緑の濃い参道を、人に連れられた白い馬が後ろ向きに歩いていく
神馬(しんめ)

願い事は、正宮ではなく

外宮の神さまは、豊受大御神。大御饌の守護神で、衣食住、全ての産業の守り神です。

正宮では、お願い事はしないそうです。願い事は、荒御魂をお祀りする、外宮第一の別宮・多賀宮へ。

正宮の扉の前で、白い幕が風を受けて大きくひるがえっている
正宮。神風が吹いた瞬間。
大きな杉の木の根もとに立つ「多賀宮」の立て札と、その奥の木造のお社
多賀宮 豊受大御神荒御魂
荒御魂とは? 荒御魂(あらみだま)とは荒々しく活発な徳を備えた神霊のこと。これに対して和御魂(にぎみたま)とは、柔和で穏やかな徳を備えた神霊のことを指します。

時間を、ずらす

昼は大賑わい。夕方5時半ごろに行くと、人は少なめ。平日の夕暮れが、おすすめです。

夏の夕暮れは、ひぐらしの声。雨の日は、雨の日にしか見られない表情。夜の参拝では、正宮の扉が閉まっています。その時にしか見られない姿です。

夕日が木々のあいだから差し込む、人のいない参道。砂利に長い影がのびている
夕暮れ時

気づくかどうか

何度も通った人でも、気づかないことがあります。石が積まれたところに、ハートの形。

苔の生えた大きな石が積まれた石垣。その上に小さな社の屋根が見える
さて、どこでしょう。

二十年に一度の、お引越し

式年遷宮は、神さまのお引越し。古い正宮が建っていた場所は、いまは何もありません。次にここへ建つのは、二十年後です。

新しい社は、昔からそこにあったかのよう。変わっていくもの、変わらないもの。

何も建っていない、砂利の広い敷地。背の高い杉の木が並んでいる
古い正宮があった場所

ついでに、ここまで

せんぐう館では、遷宮の歴史や祭典など、いろんなことが学べます。

外宮から300mほど、神路通(かみじどおり)をまっすぐ行くと、別宮の月夜見宮。道の真ん中は色が違います。神さまが通る道だから、地元の人は決して歩かないそうです。

外宮まで来て、ここへ寄らない人が多いとか。もったいない。

青空の下の、低く長い黒い屋根のせんぐう館。手前に池がある
せんぐう館
大きな杉の木の向こうに、月夜見宮の木造のお社。砂利の庭に人影がひとつ
月夜見宮

ひと休み

外宮前の赤福の特設店で、お抹茶。地元で有名な山村牛乳は、ソフトクリームがおすすめです。

木のお盆に、緑のお抹茶の茶碗と、ほうじ茶の湯のみ
赤福 外宮前特設店

駅から、歩くなら

最寄りは宇治山田駅。駅から外宮へ向かう通りにも案内があって、歴史を感じます。車で来た人も、ゆっくり歩いてみては。

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この頁の出どころと、写真のこと
文章の出どころ=この頁の文は、以前のこの頁の言葉と、伊勢志摩めぐりのブログ「毎日、5秒の癒しのひととき」の記事から。記事の日付は、ブログに出た日です。
  • 参道を歩く/内宮とは違う雰囲気=「今日は外宮。」(2014.8.23)、「ただ歩いているだけで。」(2020.2.14)
  • 衣食住・産業の守り神=「好きな一枚。」(2020.5.12)
  • 願い事は多賀宮=「願い事。」(2015.2.19)、「お願い事を。」(2017.9.22)、「願い事を…」(2017.2.10)、「願い事をするのなら。」(2019.12.26)
  • 夕方5時半ごろ/平日の夕暮れ=「時間をずらせば」(2015.5.18)、「日によっては。」(2017.7.8)/ひぐらし=「ひぐらしの鳴き声と共に。」(2015.8.2)
  • 夜の参拝・扉が閉まっている=「初めて見た光景」(2015.1.4)/神風=「またこんなシーンに。」(2020.6.3)
  • ハートの石=「こんなところにも。」(2014.12.18)
  • 古い正宮があった場所・二十年後=「何もなかったかのように。」(2014.12.19)/新しい社=「何かを伝えるということ。」(2013.10.29)
  • せんぐう館=「時間は流れていきます。」(2015.10.8)
  • 月夜見宮・神路通・300m=「外宮に行くなら立ち寄ってほしい別宮。」(2020.1.16)、「かみのみち。その先に。」(2019.11.26)。
  • 赤福の特設店=「せっかく伊勢に来たのなら。」(2020.3.14)/山村牛乳=「地元ならではの。」(2018.3.19)
  • 駅から外宮への通り=「せっかくですから。」(2014.6.11)
記事はすべて https://www.iseshima-meguri.com/blog/?p=(番号)で読めます。

以前のこの頁から引き継いだ言葉=「お伊勢参りは『外宮』から。それが古来からのならわし。」/「大御饌の守護神」/多賀宮の説明/荒御魂・和御魂の説明/せんぐう館(「2012年にオープンしたせんぐう館」)。

写真=伊勢志摩めぐり
上の4枚の撮影日(札の月は、撮った月です):1月=2015年1月2日の夜/5月=2015年5月17日の夕方/6月=2017年6月16日の夕方/9月=2014年9月8日の午後。
ほかの写真:表参道=2014年7月28日/神馬=2012年10月8日/正宮の幕=2017年6月16日/多賀宮=2019年12月26日/夕暮れの参道=2010年5月17日/石垣=2014年12月8日/古い正宮があった場所=2014年12月8日/せんぐう館=2012年10月8日/月夜見宮=2020年1月14日/お抹茶=2018年3月19日。
撮影日は、ブログに出た日と同じとは限りません。

数字=「300mほど」は上のブログ記事(2020.1.16)、「5時半ごろ」は同(2015.5.18)、「二十年」は同(2014.12.19)にあるものです。実際の距離や混み具合は、日や曜日で変わります。