迎える。
癒
2026.10.18

朝の光が、海の上に一本の道を引いていた。
太陽は、上の端にすこしだけ。主役は、そこから降りてくる光のほう。沖の船のそばを通って、波をくぐって、足もとの砂まで、まっすぐ届いている。
同じ場所から、九枚。一分半のあいだ、ほとんど動かずに撮っている。
何を待っていたのかは、写真には写っていない。でも、光の道が少しずつ形を変えていくのを、ずっと見ていたことは分かる。
おととい、この浜で夕日を見送った。
南を向いた浜は、朝も夕方も、太陽を海の上に置いてくれる。見送った同じ海で、今度は迎える。
光は、立っている人の足もとまで来ていた。
迎えに行ったのは、どっちだったんだろう。
-Reck
-Reck