名前のない島。
癒
2026.10.22

あづり浜の朝。
沖に、松の生えた小さな島がひとつ浮かんでいる。
名前は、たぶん無い。
それでも来るたびに、目がそこへ行く。
島のそばを、赤と黄色のカヤックがゆっくり進んでいた。
こちらからは、豆粒みたいにしか見えない。
でも、あの人たちには、島はきっと大きく見えている。
あまり外に出なかった秋だった。
いつもの浜に来て、いつもの島を見て、それで少し戻ってこられた。
名前が無くても、
好きな場所は、ちゃんとここにある。
-Reck
-Reck